東京セイコーについて

車は「走る・曲がる・止まる」、この基本が充たされてこそ、「速く・美しい姿で」の要素が加算されるべきではないでしょうか?

何らかの儀式を行うのではなく、まっ直ぐ走る・軽い操作性で曲がる・安心度の上にしっかり止まる、当たり前に、意のままに、機敏に応答してくれる車。この感美を求めて先人は歴史の上に反復し、見ても触れても素晴らしい品々を作り上げて来ました。1950〜1960年代に於いては情熱と技術を注ぎ込み「自動車としての完成車」を構築しました。

本物は本物

この本物は最良のエレメントを所持しています。改造の手法をとる必要はありません。本来あるべき状態に戻すことにより、あのスムーズな動き・美しさは帰って来るのです。

渋い動き,雑音,振動、素朴な疑問はありませんか?

  • 車体精度の確保・強度補正・各部品における円滑動作機能の獲得
  • 車体精度に裏打ちされてのボディーフォルムの獲得
  • より良好な 排水処理をも盛込んでの 最終組立・組付け

私共はこれらを行うことを 『復元』 『修理』 と考え、日々取り組んでおります。

はかりの製造が出発点、そして世界のデザイナーとのコラボレーションを身に付けていること。

私共の東京セイコーは、東京製衡たる大型特殊ハカリの製造が出発点にあります。

ハカリは精度が全てであり、その精度を出力する為にあらゆる基本技術を身に付けて育ちました。そして異種のデザインセクションに於いては、日本でのトップたる建築家・イギリス~フォスター・イタリア~アルキミアからの個展出展作品製作に従事して参りました。

製作図面を入手し作るのではなく、彼らのイメージスケッチから具現化の為の検討・製作図作成~製作といった作業です。これはイメージスケッチ及び会話の中から物を作り上げる世界です。数々の素材特性・加工技術も知らねばなりません。

精度・基本技術・イメージの具現化…これらの経験を集合させ、現在私共はアルファロメオ及び、その親戚たるイタリア車のレストレーション・部分修復に日々取り組んでおります。